小説『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』を読んでみた感想

イトウ釣りの為のバイブルか?

2016年3月

久しぶりに本を読んでみた。ツイッターで知ったのだが、実に興味深い題名だった。

『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』武内貞志 著 

多くの釣り人、特にイトウ釣り師には決して見過ごす事が出来ない題名なのではないだろうか?

私はこの題名に一瞬で目を奪われた。

小説のジャンル、分類には様々あるとは思う。推理小説、恋愛小説、SF、ファンタジー、ライトノベル・・・。そんな中で極めてマイナーなジャンルでもある『釣り小説』。いったいこれはなんだ?体験記、釣行記、旅行記とも違う、言わばフィクションの釣り世界を描いた小説となる。いままでこのようなジャンルがあったであろうか?釣魚エッセイ開高健ともまた違う100%フィクションの釣り世界。非常に興味が注がれる。そんな小説を少々紹介してみたいと思う。

独創的な釣りフィクション

主人公、正人のイトウ釣りを通した半生を描く物語となっている。

巡り会う人との関わり合いの中で、人間としてもイトウ釣り師としても成長していく主人公正人の姿を、時には釣り人あるあるなんかも交えながらの話であるため、特にイトウ釣り師には興味深い内容となるのではないだろうか。

私自身もイトウ釣りを始めて幾年か経とうとしているが、大物との出会いは未だ達成する事が出来ないでいる。実際の釣り人からの取材で得た情報であろうか、イトウ釣りに関して非常に参考になる記述が多数散りばめられ、私のような俄かイトウ釣り師に、この一冊はまさにバイブルといっても過言ではない。

特に興味を注がれるのは、主人公正人の性格である。何者にも屈せず、自らの信ずるその道を進もうとする姿は、全くもって私と正反対であり、信念を貫くその者には常に栄光というゴールが待ち構えているものである。諦めない、信念を貫く釣り、私も見習いたいものである。

それは釣り人皆が思うものなのかもしれない。憧れか、嫉妬か。正人と言う虚像に釣り人皆の怨念にも似たイトウ釣り魂を映し出し、叶わぬ夢と希望をそこに託しながらきっと読むことになるだろう。

はたして正人は巨大イトウを釣り上げる事が出来るのか?自らの人生をもイトウを誘う為の餌として差し出した正人に明るい未来はやって来るのであろうか?

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イトウ釣りに興味のある方も、そうでない方も必読の価値あり!


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