
『羅臼町を中心にニジマスが増えてきている。また、在来種であるオショロコマの個体数の減少も顕著である』
と言う事で前回の調査記事についてはこちら↓
思っていたよりも反響があり、様々なご意見をいただきました。
釣果だけでは色々と判断が難しいと言う事で、今回は水中撮影にてポイントを調査しております。
調査ポイントとしては、羅臼町の市街を流れている羅臼川。ニジマスの釣果情報が年々増えてきているそうです。
さて、どのような動画が撮れたかな?
↓以下撮影魚種と動画解説
羅臼川のオショロコマ群
前回の釣行ポイントよりは比較的やや大型の個体が多数見受けられました。30cmくらいはありそうな感じでした。今すぐに絶滅の心配はなさそうですが、昔に比べるとその数は激減しているのでしょうね。
陸生哺乳類や猛禽類の重要な食料源ともなりうるオショロコマ。陸上生態系の一部を担う貴重な存在です。
羅臼川のサクラマス
標津川同様にこの季節にはサクラマスはつきものです。元気に泳いでおりました。
元気すぎて他の魚を蹴散らしているようにも見えます。
サクラマスは『さけ・ます』の部類に入りますので、河川での釣りは禁止です。
羅臼川のニジマス幼魚
問題のニジマスです。
今回は大型の個体は確認できませんでしたが、幼魚らしい個体は多数映っておりました。間違いなく再生産が繰り返されている証拠です。
羅臼川の良型ヤマメ
かなりの良型が映っていましたね。
私もここ最近お目に掛かれていないサイズでしたので運が良かったです。
まとめ
釣りを通しての調査よりは、やはりカメラを沈めて撮影したほうがとても分かり易いですね。
ことオショロコマに限って申しますと、昔に比べると随分減ってしまったのでしょうが、絶滅してしまう程ではない個体数だと思います。
しかし、
オショロコマを食す動物達にとってはどうでしょうか?
オショロコマの個体数の減少にともなって、同じように減少してしまっているのではないかと思います。
そして、減少の原因は外来種ニジマスによるものではなさそうに思いますが、どうでしょう?
もしも大型の個体が多数見受けられたとするとオショロコマを食す動物になりえるのかもしれません。ですが、今回は大型のニジマスは確認できませんでした。釣り人に釣られてしまった可能性もあります。
ニジマスは春、オショロコマは秋である産卵時期も重複する事はないので、心配はなさそうです。
むしろ知床の厳しい環境下で春産卵でき、世代交代を繰り返せるのはある意味すごい事なのかもしれません。だから侵略的外来種に部類されてしまうのかもしれませんね。逆に言うと気象状況の変化から、水温の変化につながり、本来は産卵できるような環境ではない場所に居つけるようになったのかもしれません。
知床にある無数の治水ダム・砂防ダムなども今は上流と下流を行き来出るように改良がなされているようです。
こうして考えてみると、一時期よりは魚類の生息環境としては整いつつあるのではないでしょうか?単純に魚道だけというわけではなく、様々な工夫もされているようです。
今回は羅臼川に限定してのポイント調査でしたが、他の河川も気になるので今後も引き続き調査をしていきたいと思います。
以上、あくまでも個人的な見解でした。
一瞬でしたが捉えてました。カラフトマスも遡上しているようです。
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