【年末のごあいさつ】徒然なる雑記【2024年総括】

冬のキタキツネ冬のキタキツネ

はじめに

2024年も残すところわずかとなりました。本年もブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。

振り返れば、この一年更新が滞りがちで、皆さまへの発信がほとんどない一年となってしまいましたことをお詫び申し上げたいと思います。

それでも変わらずお立ち寄りいただけること、心より感謝しております。

来年こそはと思いますが、より情熱を注ぎこめるネタの発掘に努めてまいりたいと思う次第であります。

さて、2024年は例年に比べて極めて活動時間が制限されてしまいまして、思うような成果があげられていない一年となってしまいました。

とくに記事として取り上げるほどではありませんが、ほんの少し紹介をしたいと思います。

 

ヤマセミ
中標津のヤマセミ

2024年活動計画の振り返り

2024年に目標としていた項目は以下の通りです。

2024年活動計画

・羅臼岳登頂再挑戦
・エゾクロテンの撮影
・エゾユキウサギの撮影
・水中淡水魚の撮影
・標津川水系未確認巨大魚の捜索
・ドリーバーデン(降海型オショロコマ)の捜索

 

知床のヒグマ
知床のヒグマ

 

羅臼岳登頂再挑戦
天候やスケジュールの都合により、計画を実施できませんでした。体力作りや装備の見直しを進め、来年こそは挑戦を果たしたいと思います。

エゾクロテンの撮影
生息地への訪問を試みましたが、遭遇のチャンスに恵まれませんでした。次回は動物の行動パターンをさらに調査し、より的確なタイミングで訪れる予定です。

エゾユキウサギの撮影
冬場の観察計画を立て、痕跡の捜索に費やすシーズンとなりました。活動領域が少しずつ絞れてきましたので、まだまだ挑戦していこうと思います。

水中淡水魚の撮影
相変わらずチャンスがあればサクラマス、オショロコマ、サケ、アメマス、イトウ、ヤマメの撮影を行っております。水中撮影に使用する機材もあれこれ試行錯誤中です。

標津川水系未確認巨大魚の捜索
探索範囲を広げましたが、有力な手がかりを得ることはできませんでした。引き続き地元の方から情報を収集し、次回に向けて準備します。

ドリーバーデン(降海型オショロコマ)の捜索
これに関しては正直こころが折れそうです。温暖化や水温の上昇など、環境の急速な変化が大きな障壁となって立ちはだかっています。過去には群れになって遡上した事もあるそうなのですが、今となっては幻ですね。

 

2025年はこれらの目標を再設定し、実現に向けて努力を続けていきたいと思います。

 

野付半島のオジロワシ
野付半島のオジロワシ

うれしい出来事フォトコン入賞

忠類川サケの遡上
最優秀賞『勇者の凱旋』

 

この度、標津町の2023インスタフォトコンテストにおいて最優秀賞を受賞することができました。

これも、日頃から応援してくださる皆さまのおかげと感謝しております。

今回受賞した作品は、標津町の自然や魅力を伝えたいという想いを込めて撮影した一枚で、多くの方に評価いただけたことを大変嬉しく思います。

標津町の美しい風景や豊かな生態系に触れ、ますますこの地の素晴らしさを広めていきたいと感じています。

これからも新たな作品づくりに励んでまいりますので、引き続き応援いただけると幸いです。

ありがとうございました!

ちなみに2024年のコンテストに応募しようと思っていたら締め切り過ぎていました(-_-;)

西別川のサケ
西別川のサケ

2024年主な活動実績

2024年主な活動
  • 1月網走、ウトロ遠征(エゾモモンガ・オジロワシ)
  • 2月裏摩周スノートレッキング
  • 4月イトウ撮影(成果なし)
  • 5月札幌・小樽・余市・積丹遠征
  • 6月仁頃山・東ヌプカウシヌプリ登山(ナキウサギ)
  • 7月根室春国岱散策
  • 9月屈斜路湖キャンプ
  • 10月富山黒部遠征
  • 11月帯広・池田遠征

    他にも休日には近場の林道や散策路を訪れ、自然風景の撮影を楽しんでいます。

    特にサケやマスの遡上風景には心惹かれ、カメラを携えてその瞬間を捉えるために出向くことが多いです。

    サケやマスだけでなく、イトウやアメマスの遡上も毎年狙っています。しかし、それぞれの魚の遡上のタイミングには若干のズレがあり、加えて気候や水温の影響を受けやすいため、予想が難しく空振りすることも少なくありません。

    今年は特にイトウの遡上に期待を寄せていたものの、理想的な撮影チャンスには恵まれませんでした。それでも、自然の中で過ごす時間や、移りゆく季節を感じながらの撮影は大変魅力的で、次の機会への期待を膨らませています。

    冬の裏摩周冬の裏摩周ユキウサギ探索ユキウサギ探索(武佐岳)
    ヒグマの足跡ヒグマの足跡キタキツネの子供キタキツネの子供
    立山駅立山駅黒部ダム黒部ダム
    東ヌプカウシヌプリ東ヌプカウシヌプリ山頂

    東ヌプカウシヌプリ東ヌプカウシヌプリ山頂付近

    仁頃山山頂

    仁頃山山頂

    仁頃山山頂

    仁頃山山頂(北見市・宮里ダム)

    東ヌプカウシヌプリ東ヌプカウシヌプリ山頂仁頃山山頂仁頃山山頂
    島武意海岸
    島武意海岸
    余市蒸留所
    余市蒸留所
    丹頂鶴の雛
    タンチョウ鶴の雛
    池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
    池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
    サクラマスの遡上風景
    サクラマスの遡上風景
    サクラマスのジャンプ
    サクラマスのジャンプ
    サクラマスのジャンプ
    サクラマスのジャンプ
    サケの遡上風景
    サケの遡上風景

    未紹介動画(非公開版)

    知人に見せるためだけに上げている限定公開分です。

    編集無しでそのまま上げています。

     

    今後の予定

    夏のキタキツネ
    ハマナスとキタキツネ

     

    何年も取り組んできた目標に思うような成果を上げられないでいたので、少し立ち止まって整理することにしました。

    これまでの挑戦を振り返り、次のように目標を再構成いたします。

    ・羅臼岳登頂再挑戦
    これは引き続き挑戦を続けたいと思っています。登山は私自身の体力や精神力を試すだけでなく、自然との深い向き合い方を学べる重要な機会です。新たな視点を持ち、準備を整えて臨むつもりです。

    ・陸上動物の撮影(エゾユキウサギ、エゾクロテン)
    これまで対象を細かく設定してきましたが、陸上動物全般に視野を広げ、柔軟に対応していこうと考えています。特にエゾユキウサギやエゾクロテンについては、より深い生態調査を行い、行動や季節に合わせた計画を練り直します。

    ・水中淡水魚の撮影
    これについても、具体的な種や個体を狙うより、水中環境そのものを記録する方向に軸足を移そうと思います。透明度の高い水域や撮影のタイミングに注力しつつ、新たな方法を模索します。

    ・標津川水系未確認魚の捜索(巨大魚、ドリーバーデン)
    探索の範囲を絞り込み、無理なく継続的に取り組める形にしたいと考えています。これには地域の情報や協力も必要不可欠ですので、交流を深めながら丁寧に進めていきます。

     

    これらの取り組みを陸上と水中の大きなカテゴリーに分け、それぞれの分野で少しずつ前進していきたいと思います。

    限られた体力や機材運搬の範囲を考慮しながら、焦らず、着実に一歩ずつ進むことを目標としています。

    たとえ何年かかろうとも、自分のペースで挑戦を続けるつもりです。

    これらの計画をもとに少しでも新たな成果に繋げられるように努力していきます。

    サクラマスの遡上
    サクラマスの遡上風景

    終わりに

    ヒグマの足跡
    ヒグマの足跡

    今年は特別な題材が見つからないまま一年が過ぎてしまった感があります。言い訳に過ぎませんが・・・

    その中でもアキアジ(シロザケ)の激減というテーマに注目し、記事にまとめるべく調査を進めてみました。

    やはり、温暖化や水温上昇がその元凶であるという見解が大半を占めています。

    特に、生存環境の様々な変化により稚魚の生存率が低下していることや、回帰率の低下が鮭の減少に直接影響を及ぼしているようです。

    例年、鮭の遡上を撮影するのが私の恒例行事となっていますが、今年は特に標津や羅臼といった北海道東部の地域で遡上数が著しく減少していると感じました。

    現地での観察からも、川を遡る鮭の姿が例年と比べて非常に少ないことが明らかで、改めてこの現象の深刻さを実感しました。

    また、最近話題に上る「放流魚のDNA汚染」が遡上数に与える影響についても、自分なりに調査を試みました。

    しかしながら、公開されている資料やデータからは具体的な情報を得ることができませんでした。

    この問題は、放流事業によって人工的に手が加えられた鮭と自然界の鮭の遺伝的多様性の減少が指摘されるもので、種としての適応力や繁殖能力にどのような影響が出るのか、研究の進展が待たれる分野のようです。

    さらに、日本海側と太平洋側のシロザケには微妙な特性の違いがあり、特に水温への適応能力に差があることも分かってきました。

    太平洋側のシロザケは、比較的日本海側のシロザケよりも低水温に適応している傾向があると言われています。この違いが、近年の気候変動による海洋環境の変化の中で、どのように遡上数に影響しているのかは非常に興味深いテーマです。

    現時点ではまだ情報が不足しており、さらなる調査が必要ですが、こうした問題を深掘りしていくことで、より多くの人に現状を伝える記事をまとめることができればと考えています。

    鮭の激減という現象は、生態系全体や人間社会にも多大な影響を及ぼす可能性があり、その背景には多くの複雑な要因が絡んでいるという事を改めて実感しました。

    気候変動、生息環境の変化、そして人間活動の影響という多面的な視点から、このテーマを掘り下げることが重要だと感じています。

    今後も情報収集を続け、興味深い内容を記事にまとめられるよう努力していきたいと思います。

    本年もお世話になり、ありがとうございました。

    まだ今年も少しありますが、新しい年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますように。

    良いお年をお迎えください。

    E-M5

     


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