別寒辺牛川

夢の川、別寒辺牛川!

ここ別寒辺牛川は私、『へたくそ釣り師』にとって夢の河川でもあります。それはこの川の一番古い記憶として残る小学校6年生の時の同級生の情報が今も胸に残っているからです。

当時の 同級生の話では、父親と一緒にルアーフィッシングで、ここ別寒辺牛川に訪れた時に、親子そろって60cmを超える大物のアメマスを、釣り上げる事が出来たと大変喜び、釣り好きの私に自慢げに話しに来たことを今でも思い出されます。

その時からです、私にとって60cmを超える大物なんて想像も出来なかった頃、実際に釣れる川があるのだと確信し、まだ見ぬ大物を釣り上げる為に、釣りに明け暮れる日々が始まっていったのです。

私の少年期、いつかはこの別寒辺牛川で大物を釣ってやろうといつも考えていました。

過去の苦い記憶

社会人になって、車の免許を取り、釣りの行動範囲も広くなって、ある程度フライフィッシングに自信を持った頃、そろそろかと思いやってきました。

この別寒辺牛川、忘れもしない平成11年4月30日。ルアーフィッシングを始めたばかりの初心者と同行。今日で2回目の釣行と言うルアーマン、会社の同僚と一緒に釣行した時のことです。

橋の脇に車を止め、約2kmほど川を下ったあたりのゆるいカーブ、初心者の彼が、おもむろにルアーを投げ込んだロッドが大きくしなりました。釣り上げてみると、50センチオーバーのアメマスです。そして立て続けに2匹目、3匹目と良型を釣り上げてしまいました。

私はと言いますと・・・惨敗(-_-#) 悔しかったなぁ〜あの時・・・

夢叶うその瞬間!

次の年。

やはり、リベンジしなければとの思いが強く、やってきました夢の川。

5月のゴールデンウィーク。この時期、川の氷が溶け落ち、雪解けの水が入る前のほんの数日が勝負なので、忙しい?・・・『へたくそ釣り師』としてはタイミング的に年に一度くらいしかここへ来る事が出来ません。

あれこれと敗因を追求し、色々と策を練って挑んだ2度目の挑戦!そのポイントは大きなカーブを抜けたまっすぐな直線。しかしドーンと深いどんよりとした流れを形成する、いかにも大物が潜んでいそうな場所でした。

ティペットの先に結んだイエローのウーリーバッガー。最近の私のお気に入りフライです。しかし、今だ大物を釣り上げる事が出来ないでいる私にとっては半信半疑の何物ではないフライトでもあります。

あまりに深すぎるポイントなので、フライを沈めるために4Bのショットを2個もつけてしまいました。

上流側へ、キュン、と言うキャストと共に飛んで行ったイエローのウーリーバッガーは瞬く間に川底へ消えて行きました。流れに合わせてラインのたるみを手繰り寄せてきます。

目の前をフライが横切ろうかと思うかその瞬間に!

やはり来ました!

わたしのロッドが強く、大きくしなります・・・ぐぐっぐ〜っと。

フライフィッシングでは今まで体験した事がない強い引きに、どうして良いのか慌てふためく私の姿を見兼ねてか、同行していた同僚に、『落ち着いて!大丈夫!慎重に!』と声をかけられました。

しかし、私の耳にはほとんど聞き取れませんでした。

思いのほか期待以上の強い引きの前では、人は周りの音など聞き取れない物だと、しばらく後になって気づく事になります。

しばらく格闘の末に、やっとネットイン!

念願の大アメマス!

アメマス

アメマス

53cmのアメマス。私のメモリアルフィッシュです。

それからはしばらくこのポイントへ通いつめました。

氷が落ちた後の雪解けの水が入ってしまう前のほんの僅かな期間、なかなかお目にかかれない大物との出会いを楽しみに『へたくそ釣り師』はへたくそなフライを胸に、へたくそな技術と共に、湿地帯をひたすら歩き続けるのでした。


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