
今回はサケ稚魚のフライタイイングに挑戦してみたいと思います。
昨年から色々と試行錯誤を繰り返して、作成に取り組んできました結果を動画にまとめてみました。
長くなってしまいましたので、【前編】と【後編】、そして少々時期はずれてしまいましたが実際の釣行の様子を【実釣編】に記録しております。小物ながら数匹のアメマスを釣る事が出来ました。
お暇なときにでもご覧いただきたいと思います。
目 次
サケ稚魚タイイング動画【前編】【後編】【実釣編】
タイイング動画の解説
ここからは動画の解説になります。
マイラーチューブ
私の場合、マイラーチューブを使うフライを巻くときはボビンホルダーを二本使う方法で巻き留めます。
一本でも巻き留める方法があると思いますが、完成度等も考慮して色々試した結果、私にはこの方法が合っていると思い、テール側とヘッド側で分けて使っています。
素材の節約と言う意味もありますが、チューブを切り離しての巻き留めは行いません。無駄を極力出さない(ゴミを出さない)方法も効率を考えると必要な方法論だと私は思います。
メルティヘアの巻き留めと着色
フライの背中の部分とテールを巻き留めます。ヘア系の素材であればメルティヘアに限らず何でもいいと思います。
望みのカラーが手に入らない場合が多いので、思い切って着色してみました。
今回使用したメルティヘアのカラーはグレーですが、ホワイトでも同様に着色が可能だと思います。
巻き留めたヘッド部にも同色を加える事で完成度が上がります。
シリスキンでボディの形成とパーマークの着色
シリスキンの存在はこのフライを作成する上でかなり大きいと思います。柔らかく伸びがあり粘着力も強く、また透ける素材なので表現の幅は相当広いのではないでしょうか?
ただ、やや高価なところと手に入りづらいところもありますので、代わりの素材があれば助かるのですがね。
サケの稚魚を表現する上でパーマークは外せません。様々な素材を試しましたが、最終的には油性ペンにて書き込みました。濃いグレー系のペンをおすすめ致します。
UVレジンコートで最終仕上げ
さて、最終仕上げです。
難易度的にはこれが一番難しいところでもあります。
なぜレジンなのか?というと。
1液や2液タイプのエポキシや瞬間接着剤系のコーティングでは、せっかく書き入れたパーマークが滲んでしまい、仕上がり状態が極めて悪くなるのと、硬化速度まではコントロールが効かず扱いが難しい事が上げられます。
UVレジンを硬化させるためにUVライトが必要になりますが、仕上がりの状態を良くする事と、作業効率を高めるためには今の所これに代わるものが無いのが現状です。
ワカサギパターンも試作中
ヘアを茶系にし、パーマークを付けなければワカサギにも使用できるかもしれないと思い、試行錯誤中です。
実釣動画の補足
小物です。
小物しか釣れませんでした。
6月に入ってしまい、若干稚魚は残っていましたが、大半はもう降りてしまった様子です。
また、3月には撮影していない状態で70オーバーのアメマスを釣ってしまっています。
動画撮影中にはなかなか釣果が上げられないへたくそな釣り師です。
あとがき
あとで気が付いたのですが実はこのフライ、動物の毛や羽は一切使っておらず、そういった意味でも私自身のフライに対する敷居というか壁みたいなものを取り払う事が出来た一本でもあります。
そもそも、これをフライと言っていい物かどうかは別として、無い物は作ればいい、書き足せばいい、色を付ければいい、と言うような発想を自分で無意識のうちに封印してしまいフライフィッシングに対するハードルを自ら高くしてしまっていた。と改めて考えさせられました。
自由な発想こそ釣りの醍醐味である。
と、私は思っていたのが実は無意識下ではそうではなかった。と言う事実。
まだまだ修行がたりませんね。
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