当幌川

当幌川の入渓ポイントは?

中標津町から釧路方面(国道272号)へ向かう途中、南中付近で左折をすると、ここの当幌川ポイントへたどり着く事が出来ます。一年を通してある程度の釣果が見込めますので、釣り人の出入りは比較的多いポイントであると言えるでしょう。さすがに真冬では結氷してしまうので釣りになりませんが、初冬の厳寒期を迎える前段階では、スポーニング後、又は越冬の為に流入しているアメマスに出会う事が出来ると思います。

アメマスの釣れる時期とは?

この当幌川はアメマスが良く釣れる川として地元ではあまりにも有名なのですが、それでは一年中釣れる魚なのでしょうか?

答えはイエスです。

どこまでをアメマスに含めるか?と言う事もあるのですが、この際、陸封型のエゾイワナも含んでしまっての回答です。アメマスの生態については、良く知られていないと言うのが現状です。幼魚期のアメマス(エゾイワナ)に明確な区別をつけるのは、今でもまだ難しいようです。なのでそれらをひとまとめに致しますとアメマスは年中釣れる魚となるのです。

春、冬期間中に結氷した氷が緩み始めるころ、越冬をすませたアメマス達は一斉に海に帰ります。道東のアメマス達は冬を川で過ごす個体が多いらしいのですが、近年その個体数も大きく変動しているようです。理由はわかりませんが、全体の個体数が減少しているのか、または越冬の為に川を上る個体数が減っているのかはわかっていません。まずは春のこの時期に海へ戻る大型の個体に期待が持てるでしょう。

夏、それから間もなくして今度は川を上る個体があらわれます。通称(夏アメ)と呼ばれるやつです。

真夏に釣れた銀ピカアメマス

この個体は海ではなく川での釣果です。しかも海からは20km以上も内陸に入ってのポイント。このような個体が夏にも狙えるとあっては、やはりアメマスは年中狙える魚と言って良いのではないでしょうか。

秋、サケ・マスの産卵の時期でもありますが、アメマスの産卵時期でもあり、また産卵後の卵を食すために狙って川へ上ってくる個体もいます。もちろん越冬の為に上る個体もいるでしょう。一年を通しては秋から冬、結氷期にかけてが一番アメマスの個体群が増加するのではないかと思われます。

この様に実績も兼ねて考えてみても一年を通してアメマスは川に潜んでいることになります。また、海に出ていない幼魚期(15cm未満)のアメマスも河川に残っていることを考慮すると、かなりの個体数が川に潜んでいることになるのではないでしょうか?

アメマスの釣りにおすすめの季節は?と聞かれれば迷わず答えるのはやはり秋ですね。秋になると勢いにまかせて成長した毒草なんかも枯れ進んで、鬱蒼とした密林もかなり見通しが良いようになります。さらに気温が低下してくると、やぶ蚊などもいなくなりますので、河川周辺は寒さはありますが相当快適に釣りを行う事が出来ます。しかも魚影は一年を通しても一番期待が出来る時期でもあります。アメマスを釣るならぜひ秋に試してみてください。

アメマスの釣り方は?

釣り方の参考になる動画を作ってみた↓

アメマスの捕食対象は?と言うと小魚であるイメージが強いと思われがちですが、意外にそうでもないようです。流れてくる栄養のある物であればなんでも良いのではないかと思えてしまうくらいです。ですから、それらをルアーフィッシングで食わせるための演出をすると言うのは、極めて自由度の高い 選択をしなければなりません。極端な話をすれば、なんでも釣れますが、何を使っても釣れないこともある。と言う事でしょうか。

私はアメマスを釣る楽しさはここにあると思います。実に選択肢の幅が広く、答えが見えているようで、全く見えていない。魚はいるが釣れない事なんて日常茶飯事。だから諦められず、また川へと足が向かってしまう。この魔力に憑りつかれると救い出す事は容易ではない。せめて私のおすすめのルアーだけ紹介しておきます。

ズバリ、スプーンです!

重さは8g~20gあれば十分でしょう。演出の幅の広さはスプーンにかなうルアーは他にありません。もちろんミノーや他のルアーでも構いませんが、広くポイントを探るような釣りをする場合は効率と手返しの良さも釣果に影響すると私は考えています。ヒットの確率を1%でも上げようと思えば、まずはスプーンを使ってみる事をおすすめいたします。あとは経験で色々と試してみると良いでしょう。

フライフィッシングで挑む冬の当幌川

主にルアーフィッシングでの釣行になると思いますが、フライでも十分狙う事が出来ます。初冬の釣りに関しては気温、水温共にかなり低い水準ですので、魚の活性は極めて低いと思われます。効果的にフライを流す事が良い釣果に恵まれる秘訣です。

Save30

出ました!アメマス(エゾイワナ?)

冬場は無理にフライで挑むことは無いでしょうね。フライフィッシングの場合、水にぬれたラインに常に触れる事になりますので、極寒の中では人体的に限度があるでしょう。ルアーフィッシングをお勧めいたします。この画像では見えないかもしれませんが、この時かなり『雪』、降っています。釣りポイントごとに雪をこぎながらの釣行になるので、非常に辛いです。雪に足を捕られて、川の深みに落ちそうになることもしばしば・・・

希少種イトウも潜む湿原河川の当幌川

写真はアメマスですが、この当幌川、今でもあの幻の魚イトウが釣れる川として有名です。川の中流域から下流にかけてはどっぷりと深い湿原河川独特の様相に変わっていきます。現にイトウの釣果情報は下流域に集中しており、時期的なねらい目としては氷が落ち始める春から初夏にかけてが良いでしょう。ちなみに私はこの川でイトウは釣ったことがありません。

そして、下流域にはヒグマの目撃情報も多数ありますので、釣行の際には十分なヒグマ対策を心がけるようにしましょう。当幌川に限らずイトウの潜むポイントには必ずと言ってもよいくらいヒグマの情報も常にあります。釣りに命まで賭けることは無いと思いますので、十分に気を付けましょう。

当幌川

冬の当幌川


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