ウォームシャフトの役割
前回につづいて
その2ウォームシャフトの交換。
アンバサダーのチューニングを行う上で、ABUパーツの中では最重要箇所でもある部品。
そもそもウォームシャフトの役割とはなんだ?ベイトリールには必ずついているシャフトと言ってもいい。もちろんラインガイドを右に左に動かすものなのだが、構造が単純なわりにガタやブレも出やすい。
今回はこの部品の交換を行ってみる事にした。
純正パーツとの比較
上は純正。下はBtrap製2ベアリングの物。
よく見るとおわかりいただけるのではなかろうか?
溝の太さが違う。
当初私は溝が太い方がスムーズに抵抗なく回転するのではなかろうかと思っていて、Btrap製のシャフトで十分なものと考えていた。実際にパールブラックに装着していた時も違和感なく使用していたのだが、体感的にはあまり変わらなかったのも事実である。
スプール回転時のギャー音は気にはなっていたのだが、このウォームシャフトのせいだとわかったのはしばらく後になってからだった。
ウォームシャフトの組み付け
これまた簡単に交換完了。
のはずだったのだが、
やはりこれではダメなようだ。
溝の太さのガタやブレはもちろん、ラインガイドが右に移動するときは右に、左に動くときには左にシャフト自身が移動してしまう現象が発生している。この遊びも修正を行わなければ、無駄に動力が働いてしまい回転性能に影響が出てしまう。
さて、どうしたものか・・・
さらにシャフトの交換を行う
最下段のものが香川塩ビ工業によるウォームシャフトのセット。
一番右側にある小さな細いシムが今回の肝となる。
ウォームシャフトの右に左に動く遊びを、この小さなシムによって限りなくゼロに近づける事が出来る。しかもシャフトに彫ってある溝の太さも純正に限りなく近い。これによって、溝にはまるパイロットガイドが無駄に遊ぶことなくスムーズに左右の切り替えを行う事が出来るようになる。
今、現状考えられる最高のポン付けパーツではなかろうか?
パイロットガイドも交換
材質がセラミック製との事だが、私にはただのプラスチックに見える。そもそもセラミックとは材質に関わらず加熱処理して焼き固めた無機物の総称との事らしい。金属、非金属関係なく。
プラスチックに見えるのも、あながち間違いではないのかもしれない。
とにかくこれで軽量化と回転の摩擦係数がおさえられるらしい。形状から察するに、胴体の一部を削り落とす事で接触面積も抑えられ回転時の摩擦をおさえられるのだろう。
ウォームシャフトの動作
少々重い動作だが、コグホイールを介してこの動作なら許容範囲といえようか。
ABUアンバサダー5501CSチューニング その3 スプール関連へつづく
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