阿寒川ワイルドレインボー

今回は道東地区で唯一河川におけるC&R(キャッチアンドリリース)区間が設けられている阿寒川に初めてチャレンジして来ました。アクセス方法や入渓ポイント、フィッシングルール等を実際の釣果と併せて紹介していきたいと思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

阿寒川へのアクセス(駐車場)入渓ポイントマップ

阿寒川C&R区間マップキャッチアンドリリース
阿寒川への案内図

話に聞けば放流されている個体とは別に自然繁殖によるワイルドレインボーの存在も確認されているとか。阿寒摩周国立公園の大自然の中、そのような極上のニジマスが狙えるとあって、連日相当数の釣り人が訪れているポイントでもあります。状況が厳しいのは覚悟のうえで私の腕が通用するのか心配ではありますが、普段使用しているルアーロッドは家に置いといて、今回はしばらくぶりにフライフィッシングで挑んでみようと思います。

雄観橋林道入り口

雄観橋付近にはパーキングエリアはありません。ですが、阿寒湖畔から国道240号を釧路方面へ向かう途中、橋の手前左側に林道への入り口が少々車の止めるスペースがありそうです。3~4台は止めれるでしょうか?

C&R区間の最南端部へはここからアクセス出来そうです。

阿寒川とは

阿寒川は、阿寒湖から流れ出て釧路の太平洋にそそぐ。延長94㎞、流域面積718㎢は2級河川として道内第3位の規模。今回紹介するのは阿寒湖流出口から雄観橋下流端のC&R(キャチアンドリリース)区間です。この区間は特に細かなレギュレーションが設定されているので釣行前に必ず確認しておきましょう。またこの区間は遊漁料が必要となっています。

私は今回ローソン阿寒湖温泉店にて遊漁券を購入させてもらいました。

阿寒湖・阿寒川 遊漁券

遊漁券購入場所
  • 阿寒湖漁業協同組合
  • フィッシングランド阿寒
  • ローソン阿寒湖温泉店 ローソン阿寒湖温泉四丁目店
  • 阿寒湖温泉 東邦館
  • ランカーズ釧路

フィッシングランド阿寒

フィッシングランド阿寒
営業時間 朝5:00~

ローソン 阿寒湖温泉店

ローソン阿寒湖温泉店
24時間営業

遊漁券の購入に関しては24時間営業のローソンを使用するほうが利便性は高いでしょう。釣りは朝が早いので、ついでに朝食や昼食、飲み物などの調達が容易です。

遊漁券は当日の分と翌日の分を購入する事が出来るでスケジュールに合わせて事前に購入しておきましょう。現場での支払いは少々割高(500円)になるとの事なので、釣行前に支払いを済ませておくことをおすすめします。

阿寒川のレギュレーションとは

フィッシングルール
  • 承認期間
    • 当日限り日の出1時間前から日の入り後1時間まで
  • 水産動物
    • あめます・にじます・ひめます・やまべ・いとう・こい・ふな・わかさぎ・はぜ・えび(ただし、やまべは5月1日から6月30日まで採捕禁止期間)
  • 漁具・漁法
    • 阿寒湖 手釣・竿釣 一人につき二本以内 一本の竿に一つの針とする(わかさぎ、はぜを除く)
      タモ網 一人につき一本以内 網口の口径は30cm以内、袋の長さ30cm以内(えび)
    • 阿寒川 竿釣 一人につき一本以内 一本の竿に一つの針とする
    • ヒョウタン沼 手釣・竿釣 一人につき一本以内 一本の竿に一つの針とする
  • 遊漁区域
    • 釧内共第10号の区域(阿寒湖・太郎湖・次郎湖・硫黄山川、阿寒川本流・ヒョウタン沼の区域)ただし禁止区域を除く
    • キャチアンドリリース区間(阿寒湖流出口から雄観橋下流端までの阿寒川本流)
  • 遊漁料 1,500円(消費税含む)
  • 承認証発行者 阿寒湖漁業協同組合

※C&R(キャッチアンドリリース区間)では餌釣りを禁止とし、針はかえしのない物とし25mm以内の針とする。

    今回の釣行に関係の深い個所にマーカーを引いてみました。

    阿寒川釣行の注意点

    阿寒川周辺にはいたる所に注意喚起の看板が立っています。

    阿寒川ヒグマ情報私の釣行日が7月9日なので、3日前と言う事でしょうね。川辺にはフキの食い散らかした跡がありました。単独釣行でしたので、魚との格闘と自分自身の精神との戦いでもあります。
    阿寒川注意事項この川の上流にある設備からの放流により川の水が急に増えることがあります。とくにお子様の川遊びや、河川内の魚釣り、砂利採取など河原での遊戯・お仕事は大変危険ですので十分にご注意願います。とのことです。
    阿寒川フィッシングルール阿寒川本流での釣りには次のことを守ってください。という注意書きです。中身的にはレギュレーションの細かな内容が記載されています。キャッチアンドリリース区間では餌釣りは禁止です。
    ラビスタ阿寒川釣り人用駐車場ラビスタ阿寒川釣り人用駐車場での看板。ホテル跡時代からの流れでしょうが、ここは釣り人の入渓ポイントでもあったようです。ホテルが出来た後でもこのように釣り人に駐車場までも整備していただいている事に感謝です。
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    事前の釣行準備

    阿寒川で使用するフックは返しのない物(バーブレス)の義務付けがある。もともとバーブレスフックにて作成したフライであれば問題はないのでしょうが、既に完成してしまったフックについては返しをつぶすか削るかするしかありません。

    阿寒川 バーブレスフックバーブレスフック使用によるフライ
    バーブフックこちらは既に完成している返し付きのフック
    バーブフック バーブレス化返しの部分をリューターで削り落とします。
    バーブフック バーブレス化削り落とさずに、ペンチなどでつぶす方法もありますが、フッキングが甘くなるのと、魚へのダメージがバーブレスフックよりも大きくなる事もありますので、出来るだけこのように削り落とした方が良いと私は考えています。

    いざ阿寒川へ!滝見橋から釣り開始!

    ここからは阿寒川ワイルドトラウトの釣行記となります。少し長いので、時間のある方はお付き合いください。

    朝の4時に起床し準備を整えて、中標津町から車を走らせたのが4時15分。6時少し前に阿寒湖畔のローソンにて遊漁券を購入し、国道沿いのパーキングエリアに到着。

    阿寒川パーキングエリア国道沿いのパーキングエリア
    阿寒川滝見橋からの景色滝見橋から見た阿寒川

    パーキングエリアから川は直ぐそばにあるのですが、どこから入れば良いか初めての方は見つけにくいかもしれません。現に私も見つけられずに迷ってしまいました。

    まずは橋を渡り、歩道の反対側に川へ降りていく遊歩道が作られている。そこで見た看板がこの看板です。

    阿寒川ヒグマ情報

    出るぞ出るぞと言われてはいましたが、本当に出るらしい・・・

    阿寒川滝見橋下ポイント

    やっとの思いで川辺に着いたのが6時を少し回ったところ。で、いざ実釣開始!

    阿寒川フライパターン

    今回の為に考えられる実績の高いフライを集めてみた。
    (釣行に間に合わせるために完成フライも入手)

    本日のタックル
    • ロッド アキスコエアーライト8フィート6インチ5番
    • リール ダイワ ロッホモアLA #4/5
    • ライン WF5
    • リーダー ティムコSTD 7.5フィート 3X 2X
    • ティペット フロロカーボン 4X 3X
    • フライ 10番~18番 ウェット・ニンフ中心にエッグやドライも数種類

    橋の下からいきなり好ポイントとなっています。7月の初旬とは言え気温は20℃に満たなくとても涼しい川辺。阿寒湖の春ゼミやモンカゲのシーズンも一段落し、平日と言う事もあるのかもしれないけれど、まわりには釣り人が一人もいない。そういえばパーキングにも車はとまっていなかったな、と後で思う。独り占めしたポイントをゆっくりと釣り進めてみよう。

    まずは川の状況を伺う。普段ルアー釣りではあまりこのような事はやりません。いきなりルアーを投げ入れてしまうからです。今日はフライフィッシングでの挑戦、状況はしっかりと見極めたいところ。

    水はクリアでとても透き通って見える。特に増水も減水もしていない様子。ここ数日は大雨も降っていないので、増水の心配はしていなかったのですが、今年は降水量が少ないので水量の減少は少なからず何処の川も見られます。減水の兆候があるかと思っていたのですが、要らぬ心配だったようですね。

    原始の自然が豊富な場所なので、水生昆虫なども相当数生息している事だろうと思います。目を凝らして水面を伺うも、特にこれと言ったメインのフライは無さそうです。魚によるライズも見当たらないので、それほど多くはハッチしていないのだろうか?と思い、まずはソフトハックルのウェットフライ16番、アウトリガーで様子を見てみることにしようと思います。

    川底はごつごつとした岩や石の連続で、あまりショットを大きくするとすぐに根掛かりしてしまう。流れは速いけれど少し軽めのショットで様子を見た方がよさそうな感じです。

    その場でしばらくキャストを繰り返すも当たりはいっこうに無いのですが、こんな感じでしばらく釣り下がって行こうと決めた。

    阿寒川

    ほんの少し、本当にほんの少し釣り下がったところで目にした光景に、私の心はいとも簡単に折れてしまう。先ほどのヒグマの看板が脳裏に焼き付いて離れない事も理由の一つではあるのですが、目の前には食い散らかしたフキの跡がそこかしこに散乱していたのです。

    後で冷静に考えてみたら、それはヒグマではなく、人によるものだったのかもしれない。でも人の恐怖心とは一度そう思うと増長されてしまう物で、そうかもしれないと思い込んだらもうどうしようもない。

    仕方がなく、それ以上釣り下がる訳にはいかなくなってしまった。

    さて、どうしたものか・・・

    本日の目標は、まず第一に無事に家に帰る事。第二にそこそこの釣果を上げる事。

    決して無理はしないと言う事が私の釣りスタイルの一つでもあります。無理せず、橋の下ポイントでまずは一匹釣ろうと欲張らないことにしました。

    阿寒川7月の気温7月朝8時時点での気温20℃
    阿寒川7月の水温同じく水温16℃

    温度計で水温を計ってみたところ、十分ニジマスの適水温域内であることがわかる。ただ、私個人としては気温と比較しても少々温かい水温だな、との印象を受けた。温泉水が流入しているせいもあるのでしょうが、普段は冷水や湧き水系の川を中心に釣行しているので、この水温域は私にとっても心地のよい温度と感じます。夏の釣りには最適なのではないでしょうか。

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    アウトリガーで食わすワイルドレインボー!

    あらためて川面を観察すると、対岸のプールに魚影のようなものを発見した。これが魚だとするとかなり大きいサイズではないかと我が目を疑ってしまう。

    事前に仕入れていた魚の数は心配ないよ、との情報は間違いではなかったようです。

    ちょうど日陰になる好ポイントなので、もしかしたらライズがあるかもしれない。まずはドライから攻めてみた。

    私の場合リーダー・ティペット含めて通常よりは短いと自分では思っています。長さ的には竿一本分あるかないか。それは常に大物とのやり取りを想定し、取り込みについても自身で行うため出来るだけ短い方が都合が良い場合が殆ど。キャスティングについてもリーダーが長いと扱いに苦労します。

    何分不器用なので・・・

    しかし、釣りの戦略的観点からするとヒットするまでの工程は不利になることが大半です。特にドライフライの場合はナチュラルドリフトが難しい。

    案の定、私のフライには不自然なドラッグがかかり見向きもしてくれません。

    川底が石や岩のような物がゴロゴロしているので、ショットを付けるようなアウトリガースタイルは好ましくないように思いましたが、まずは一匹釣るために根掛かり覚悟のうえで16番のソフトハックルを結びなおし、少し小さめのショットをフライから40cmくらいのところに付けてキャストしてみることにします。

    さて、どうでしょう?

    魚影が確認できるポイントの鼻先へゆっくり沈ませるように流し込んでいきます。この時注意したいのが、フライ自体には重さが殆どないので、ショットから先に沈んでいく事になります。このショットに反応してしまう魚も居ますので、フライに反応したのか、鉛色のショットに反応したのか判別が難しいところ。過去にもアメマスの釣行で、この鉛色に反応したのを切っ掛けに針に直付けで流し込んでみても釣れることはなかったのですが、やはり反応はしていました。テレストリアル等の昆虫にでも見えるのでしょうか?

    一度や二度の流し込みで釣れるほど生易しいものではないのはわかっています。幾度となくキャストを繰り返し、これでダメならフライをチェンジしてみようかと思ったその時でした。川の流れに対して縦に流し込んでいたラインが一瞬止まった。

    ん?

    と、思ったのもつかの間。

    夏の静寂を突き破るかの如く、突如水面を割って出たのは60をはるかに超えるであろう丸々と太ったスーパーレインボーの姿でした。一瞬ではありましたが、その巨大な魚影と側面の真っ赤なラインがハッキリと私の目に焼き付きました。

    そしてラインを通してロッドに伝わる強靭で強烈なハイパワー。

    見かけ以上に押しの強い荒瀬の中を右に左に、上に下に、私のライン操作が間に合わないくらいに四方八方縦横無尽に目の前を暴れ狂っています。

    一度走り出すとその強烈なパワーに圧倒されて、ロッドの根元をフルに利用しても止める事が出来ません。

    これは凄い!

    一気にアドレナリンが吹き出してくるのが自分でもわかる。

    リールに巻き取ったラインが一瞬にまた吐き出されてしまう。

    上流側へ走ったかと思うと、また一気に下流の荒瀬の中へ・・・

    と、とまらない!

    バチン!

    やっちまった・・・ラインブレイク!

    3Xのリーダーに4Xのフロロのティペットを結んでいたのですが、あの強烈な引きにはかないませんね。ブレイクした場所に行って確認してみると、川底に流木が横たわっていました。それもホントに小さい根っこのようなものです。

    これに巻かれたか・・・

    考え方にもよりますが、逃げ方を知っているようにも感じ取れました。魚とのやり取りの中で、妙に頭を下へ下へ押し付けるようにラインを切るようなしぐさをしていました。大きな岩などがそこいらにありますので、そのような動作で簡単にラインは切られてしまいそうになります。ロッドを寝かせてしまうとひとたまりもありません。水中の地形にも気を使いながらロッドを立てたり寝かせたりのコントロールが必要になってきます。現に手元に残ったリーダーを確認すると、表面がボロボロになっていました。

    百戦錬磨の手練れにしてやられましたね、当然ですけど・・・

    やれやれ、どうしたものか・・・

    想像を超えるニジマスの個体数と強烈なパワー

    最初から簡単にいかない事はわかっています。こんなもんですよ所詮。

    なぜキャッチできなかったのか?

    一度目のやり取りで気が付いたことを整理してみましょう。

    気が付いたこと
    • 魚は居る(想像以上に)
    • 沈めればフライにも食いつく
    • 走られれば抑えが効かない(力負け)
    • 岩場や流木でラインを切るような動作がある
    • ポイントを荒らしても定位している魚がいなくならず、その場で定位し続ける

      以上の事が単純ではありますが、即座に思いつく内容です。

      まず、魚は居るんです。本当に沢山いるのでしょう。ファーストヒットの瞬間にその場にいた他のニジマス群が一瞬で散らばって行くのが見えました。その数5~6本はいたでしょうか一つのポイントで、です。そしてしばらくすると、また同じ場所に戻ってきています。数が数なだけに他に行くところがないのかもしれません。警戒心は強くなっているでしょうが、まだまだチャンスはありそうです。

      出来る対策としては、リーダーとティペットを1番手ずつ上げるしかなさそうです。いきなり技術を上げることは不可能なので、物理的に可能な範囲で出来る事をしてみました。あとは障害物を再度確認していきます。逃げ込まれると危険なエリアを事前に頭に入れておく事が何かの役に立つかもしれません。

      よって、リーダーは2X、ティペットは3Xのフロロカーボン、フライは12~14番で再チャレンジしてみます。

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      阿寒川初キャッチは58cmのレインボー!

      とんでもない爆発力があることはわかりました。魚体の大きさを考えると当然と言えば当然です。ラインの強度が少し増したので、少々強引なやり取りが可能となりました。

      ポイントには先程と同じようにビッグな魚体が定位しております。

      まるでリセットボタンを押したようなリアルゲームですね・・・(;^ω^)

      どうせならフライを色々と試してみようと思います。

      ヒゲナガ・ビートル・ヘアーズイヤー・アレキサンダー・エルクヘアカディス・シルバーマーチブラウンと順番に試してみましたが、今一つ反応はないです。エッグパターンも試してみましたが、反応はするものの最後の一口まで行かず見切られてしまいました。時期的にはまだ早いようです。

      やはり小さめの16番前後のソフトハックル系に反応がいいようなので、再び結びなおし先程と同じラインを流す。

      きたっ!

      一発です!

      先程と同じように水面から一気に飛び出してきましたが、重量がある為か体の半分くらいしか出てきませんでした。

      まさか、と言うか、やはり、そうだと思います。トルクフルで強烈な走りはありますが比べてみるとやや力が劣る感じがします。鰭欠けの放流魚でしょうか。

      二度三度とジャンプを試みるも、全体像が見えるまでは出てきません。それでも重量と体力は十分野生化したレインボーそのものだと思います。

      やっとの思いで近くまで寄せてみて改めてその魚体の大きさに驚きました。

      こんな魚が、これほど手軽に狙える。なんて贅沢な釣りでしょうか。このくらいのサイズになると、一人でランディングするのも一苦労です。片手でロッドを構えて、もう片方の腕でネットを準備する。その一瞬のすきをみてまた魚が走り出す。

      寄せては走り、寄せては走り、ようやくネットインした時には何回繰り返したことかわからなくなっていました。

      念願のファーストキャッチ!

      阿寒川ワイルドレインボー 58cm58cm 阿寒川のニジマス

      初キャッチの魚体としては上出来ではないでしょうか?

      ヒレが欠けている事に関しては、管理釣り場の放流魚と言う事ですので致し方ない事だと思います。絵的に少々残念ではありますが、いやいやそれでも立派な魚体です。パワーも十分、楽しませていただきました。

      至福のひとときをありがとうと私は言いたい。まずは念願の一本が釣れました。

      60オーバー次々にヒット!

      一本釣れると気持ち的に少し余裕が出て来ます。これでとりあえずはボウズを免れるわけですが、あいかわらず目の前には60をゆうに超える巨大な魚影が潜水艦のように沈んでおります。中には70を超えているであろう個体も見受けられます。

      ファーストヒットでばらしたサイズも大きかったのですが、何より放流魚ではなくヒレピンのこの地で生まれ育った本当のワイルドレインボーを釣ってみたいとの欲も出てきてしまいました。

      同じような方法でしつこく時間をかけて攻めていけば、何とかヒットに持ち込むことが出来ます。しかしながら掛かる魚はどれもこれも60オーバー。岩にラインをこすられてラインブレイク、下流に走られてラインブレイク、ランディングに失敗し流れにもっていかれてばらしてしまう、と言った具合になかなか最後まで取り込む事が出来ません。単独釣行のある意味限界を目の当たりにしてしまいます。

      そんな中でもやっとランディングに成功!

      阿寒川ワイルドレインボー 65cm

      本日最大65cm 阿寒川ニジマス

      放流魚とは言え野生化の片鱗をうかがわせるその魚体にしばし心を奪われる。

      少し大きめのランディングネットを持参してきて本当に良かった。これ、サーモン用ネットです。かかる魚はどれもこれもこのような60を超えてくるサイズなので、少し大きすぎたかと思いましたが大正解。

      9ヒット 2キャッチ 7バラシ でした・・・腕が痛い。

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      ポイントを変えてラビスタ阿寒川からの入渓

      ラビスタ阿寒川釣り人用駐車場ラビスタ阿寒川 釣り人専用駐車場
      簡易トイレ有

      以前はホテル跡地として有名な入渓ポイントだったらしいです。今は立派なリゾートホテルになっていました。しかし、漁協さんの努力かホテル側の配慮か定かではありませんが、釣り人の為にこんなにも整備された駐車場があることに驚きです。しかもトイレまで付いています。

      本当にありがたい話です。

      最近はマナーの悪い釣り人も増えているようです。ごみの問題やトイレの問題、駐車場の問題と、すべての人では無いにしろ釣り人を嫌う傾向があります。特に北海道の場合、整備されていない自然のままの環境が残されていますので、尚更マナーの悪い釣り人は嫌われます。いつまでも釣りを楽しむためにも、自身で出したゴミくらいは持ち帰りたいものです。

      ラビスタ阿寒川釣り人用駐車場

      駐車場脇からすぐに釣り人用の通路があり、この道筋にしたがって歩いていくとすぐに川へ出る事が出来ます。

      ラビスタ阿寒川ポイント

      川へ出てみるとすぐに好ポイントとなっていました。そして再び我が目を疑うことになるのです。

      ラビスタ阿寒川ポイント

      とんでもない数のニジマスが群れを成していました。文字通りこれは釣り堀か?と疑う程です。

      まぁ、大きな管理釣り場と考えれば当然と言えば当然なのでしょうけど、初めて見て驚かない人はいないでしょうね。見渡す限りのニジマスの群れです。対岸の日陰ではライズも見られました。

      居てもたってもいられず、すぐさまフライをキャストしましたが、連日釣り人に叩かれているためか相当にスレているのでしょう。上流側で掛けたパターンがまったく通用しません。相変わらずエッグと鉛のショットには少し反応する程度。ピーカンの正午過ぎと言う時間帯も関係しているのかもしれませんが、食いが渋いのは間違いありません。

      あの手この手で色々試してみるものの、すべて不発。

      沈んでいく鉛色に反応するのならと、不沈のフォーム材ビートルを重めのショットで無理やり沈めてみた。

      やはり数匹のニジマスが反応してくれます。

      が、ヒットしない。

      とりあえず反応はしてくれているので、上流側から順番に流し込んでいく。

      すると、中には食い気のあるニジマスがあちらこちら行ったり来たりしているではありませんか。

      奴なら食うかもしれない。

      移動を繰り返しているので、キャストが難しいですが、何度目かのキャストで鼻先にフライを流し込むことに成功。

      グンッ!

      力強くロッドが曲がり、手元にその生命感あふれる脈動が伝わってきます。

      あたりは広い空間なのでやり取りが容易かと思いきや、川底には岩盤でできた大きなエッジがいたるところに存在しており、そこに逃げ込まれるとラインが切られると言う事は想像に容易いかと思います。

      こんな場所でも最後まで気が抜けない。

      しばらくのやり取りの末、なんとか・・・

      阿寒川ワイルドレインボー阿寒川 ニジマス 57cm

      本日最後の一本。これも見事な魚体です。少々ヒレ欠けはありますが・・・釣れない俄かフライマンを満足させるのには十分です。

      朝6時から始まった阿寒川釣行、午後2時にストップフィッシング。帰りの時間もありますので早めの終了。

      結果 10ヒット 7バラシ 3キャッチ

      釣果 ニジマス 57cm 58cm 65cm

      ヒットフライ ソフトハックル14番16番 フォームビートル12番

      釣行を終えて阿寒川に思う事

      阿寒川C&R区間の第一印象。圧倒的な数、飽和状態。

      自然界の餌だけで足りるのか心配になるぐらいのニジマスの数です。

      だからなのか、たまたまこの場所だけがそうなのか、ここのニジマスはエリア的に棲み分けが出来ているようにも見えました。より深く餌が流れてくるような場所には大型の個体群が居座り、手前の餌なんてほとんど流れてこない外敵にも丸見えの危険な浅場には比較的小柄の個体が居座る、と言うよりはじき出されてその場で定位してるような状態でした。

      ニジマスは縄張りを作る性質があるのですが、ここ阿寒川ではそれが顕著に見て取れます。ポイントを荒らされ、一度散ってしまった個体もしばらくすると同じ場所に戻ってきます。先にも書いた事でもありますが、それは逆に言えば他に行き場がないのかもしれません。ポイントというポイントには既に他のニジマス群に占領されているわけで、より強い個体でしか場所を確保することは困難になるのであろうと考えられます。

      と言う事は、それを逆手に取れば大型の個体にも容易に出会えるのかもしれません。

      私の勝手な憶測ですが・・・

      阿寒川ワイルドレインボー

      私の住む中標津町から、この阿寒川への移動時間はおよそ1時間30分くらい。地元道東とは言え、単純に釣りだけの事を考えると、ちょっとした遠征になってしまう、そんな距離ではないかと思います。もっと遠方から訪れる釣り人からするとご近所くらいの距離なのでしょうけど、今回は思い切ってチャレンジして良かったと思います。

      そして、遊漁料を支払っての釣りというのも初めてでした。私を含めて道民釣り師の大半は、普段自由気ままにフィールドを行き来するので、お金を支払っての釣りに抵抗があるようにも思います。私も阿寒湖・阿寒川の釣りは有名で、いつかは行ってみたいと憧れもありましたが、遠方に次いで有料と言う事にやはり抵抗感があり、今まで決して足を向ける事は無かったのです。

      じゃあなぜ今回この場所への釣行に至ったか、と言う事ですが。それはある噂を耳にしたからです。

      放流したニジマスが野生化し、どうやら繁殖しているようだ。との事。

      釣り上げたニジマスの中に少し他とは毛色の違う個体がいるようで、魚体のプロポーションが良いのはもちろんの事、ヒレにも欠けや変形もなく、顔つきもワイルドで見るからに野性的な放流魚ではない個体が少なからず確認されているようです。

      そのような野生化し世代交代を繰り返した個体をネイティブと呼んでよい物なのか疑問に思いますので、あえてワイルドレインボーと呼ばせていただきたいと思います。

      釣ってみたいと思いませんか?そんなスーパーワイルドレインボー。

      だから遠くまで、だから遊漁料を支払ってまで、ここ阿寒川までやってきたのです。

      残念ながらスーパーワイルドレインボーには会えませんでしたけど、今日の結果だけを見ても十分に価値のあるものだと思いますが、いかがでしょう?

      本日、結果的にはバラしてしまった数匹の中には、もしかしたらそんなワイルドレインボーもいたかもしれません。

      要再チャレンジ。

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      阿寒川C&R区間おすすめの釣り方とは

      これから阿寒川C&R区間へ初めて訪れる方がいたとすれば、私は間違いなくフライフィッシングで挑戦することをおすすめいたします。経験が無い方でも、この機会にフライフィッシングを覚えてしまうのも良いかもしれません。と言うくらいフライで臨むことをおすすめいたします。

      よほどの地元民ではない限り、そこそこの時間をかけて皆さん訪れる事でしょうから失敗したくはないものだと思います。もちろんルアーフィッシングでも釣れることは釣れると思いますが、魚にすぐに見切られてポイントを次々と移動しなければならず、思うような釣りにならない事が容易に想像できます。

      であるならば、一つのポイントであの手この手とバリエーション豊富に目の前の魚とじっくり勝負を出来る事がフライフィッシングの面白い所でもあり、最大のメリットでもあります。水に浮くドライでの釣りに拘るもよし、水に沈めてニンフ、ウェット、ストリーマーでの釣りに拘るもよし。まだまだ可能性の引き出しは釣り人の想像力で幅は広がります。まずは釣れる確率を最大限にするにはフライフィッシングだと私は思います。

      単にルアーで釣る自信がないだけかもしれませんが・・・

      釣れるフライパターンとは

      私がおすすめするフライパターンはこれです。

      ソフトハックル

      ボディーにパートリッジを巻いただけのソフトハックルです。簡単に巻けてそこそこの実績もあり、組み合わせのバリエーションだけで色々なパターンを巻けます。タイイングに自信の無い私でも簡単に巻けました。しかも実際にニジマスを釣り上げる事も出来ました。これはおすすめです。

      最後に

      単独釣行の弊害か?、単にどんくさいだけなのか?

      岩場が多い阿寒川で大型のニジマスを相手にするとき、ランディングには本当に苦労します。

      雄観橋林道入り口
      雄観橋林道入り口

      これがその弊害?

      手こずっている間にあちこちにぶつけているのでしょう、フレームが傷だらけになってしまいました。あまり高価な物は必要ないかもしれません。もったいないです。無理をせず同行者がいればお願いしたほうが良いでしょう。


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