【然別湖】白雲山・岩石山へ【ナキウサギ】【動画あり】

然別湖白雲山

北海道十勝 士幌高原ヌプカの里

はじめに

前回の天望山登頂の参考記事は以下↓

然別湖周辺の低山登山は中標津町から日帰りにて可能。と言う事が前回の挑戦で明らかとなりましたので、今回は白雲山(はくうんざん)と岩石山(がんせきやま)の登頂に挑戦してみたいと思います。

登山口は然別湖畔ではなく、士幌高原側となります。

冒頭の画像は士幌高原ヌプカの里です。キャンプ場もあり、レストランも併設されているとてもきれいな施設です。十勝平野を一望できるキャンプ場は他になないと思いますので、私としてはかなり魅力的ではありますが、今回は昼食までの利用といたしました。

本日、予報ではあまり天気は良くありません。

今年はなかなか晴れる日が少なくて、予定通り計画を遂行できない日々が続いています。

なので、今回は2度目の挑戦です。はたしてどうなることか?

 

然別湖とは

然別湖(しかりべつこ)は、北海道十勝管内の鹿追町北部と上士幌町南西部にまたがる湖である。大雪山国立公園内にある。
然別火山群の山々に囲まれるようにあり、この火山群を構成する西ヌプカウシヌプリ溶岩ドームと東ヌプカウシヌプリ溶岩ドームの成長とともにヤンベツ川が堰き止められて然別湖が形成された。いわゆる堰止湖である。
標高810mに位置し、北海道の湖では最も標高の高い場所にある。周囲は13.8km、最大深度は108mである。

ウィキペディア(Wikipedia)

白雲山(はくうんざん)

白雲山ルート

白雲山への登頂ルートは然別湖畔登山口からと士幌高原側の登山口と二か所あります。

今回は士幌高原側からの挑戦となります。中標津町から登山口まで217km、釧路・本別経由で向かう事となります。

標茶、足寄を回る道路もありますが、山道が多く結果的に余計に時間がかかるので、距離的には少し遠回りになっても、釧路経由の方が早く到着いたします。

白雲山ルート

標高660mからのスタート。まずは1186mの白雲山を目指します。

白雲山ルート

ほとんど湖に接する事はありません。

高低差約500m、4kmの行程。

然別湖白雲山

登山口の脇には自然保護団体の反対運動で建設中止となった道々661号線「士幌高原道路」があります。

昭和40年ころの高度経済成長期に始まった公共事業の一つ。平成11年の計画中止までの道のりは長く、様々な議論を呼んだ出来事です。

然別湖白雲山

白雲山・岩石山の士幌側登山口です。

北海道内は殆どヒグマの生息地です。最近は市街地にも出没いたしますので、ヒグマには注意しましょう・・・

然別湖白雲山

途中、眼下には十勝平野を望む事が出来ます。手前にはナキウサギの生息地のガレ場もあります。

然別湖白雲山

一気に頂上まで。

然別湖白雲山

頂上付近は大きな岩場となっています。岩に隠れているので、山頂の標識をやっと見つける事が出来ました。

予報ではすぐに雲と雨が近寄ってくるそうなので、早々に立ち去ります。

天気が良いと絶景なのでしょうけど、もったいないですね。

 

岩石山(がんせきやま)

然別湖白雲山

登山口まで戻る途中、岩石山に立ち寄ります。

その名の通り岩石の集まりで出来た山です。

然別湖白雲山

いたる所でナキウサギの鳴き声は聞こえるのですが、姿を見つける事は出来ませんでした。

強風と悪天候の為、山頂までは行き着く事が出来ず、引き返すことにします。

エゾナキウサギ

2022年6月に然別湖白雲山登山に挑戦するも悪天候の為、直前に現地にて中止。

持て余した時間をどうするか思案した結果、霧と雨の隙間をねらってナキウサギの生息ポイントを回る事といたしました。

結果は意表を突き見事に遭遇する事が出来ました。

『生きた化石』そう呼ばれているエゾナキウサギ。準絶滅危惧種にも指定されています。

大昔の氷河時代にシベリア大陸から北海道へやって来たと伝えられています。

なかなか見る機会の少なく、非常にかわいい動物なのでぜひご覧ください。

一部手振れにより見難い箇所もございますが、ご了承ください。

然別湖ナキウサギ

然別湖ナキウサギ

然別湖ナキウサギ

然別湖ナキウサギ

然別湖ナキウサギ

終わりに

中標津町から日帰りで楽しむ然別湖。天望山に続き第二弾でした。

どちらも今回初めて登る山です。どのような道のりになっているのか見当も付かないので、恐る恐る登って行きました。天候により途中で引き返すことも止む無し、と言う気持ちでいましたが何とか山頂まで行き着く事が出来まして、また一つ目標を達成することが出来ました。

そして、道々661号線「士幌高原道路」についてです。

こちらについても私は全くの無知でして、昭和40年と言ったら私がこの世に生まれてくるずっと前の話です。

工事の推進派と反対派に分かれ長い月日をかけて議論されたようです。途中トンネル工事も検討されたようでしたが、こちらについても中止となりました。

今こうして白雲山を登り、ナキウサギの撮影が出来る事も当時に計画中止を英断した結果によるところが大きいでしょう。

人が住む生活圏を獲得するために犠牲になってきた自然も時間もお金も莫大なものなのだと言う事。

目の前にある自然が当たり前に存在しているのではない事をあらためて勉強いたしました。

気になることがあるとすれば、計画が中止になったにも関わらず、今日に至るまでゲートから途中までの道路は未処理のままだと言う事。これからもしかしたら計画が復活することもあるのか?という疑問を残しつつ白雲山の登山記録といたします。

次回はいよいよミヤベイワナの撮影にチャレンジいたします。

乞うご期待。

 

今回使用したカメラはこちら↓


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