出た!70UP!3月アメマス釣行!大型をヒットさせるルアー考察

いよいよシーズン開幕!

2016年3月
北海道、道東もあちらこちらで湿原河川の氷が解け始め、ぽつぽつとイトウやアメマスの釣果報告が聞こえるようになってきました。

私はと言うと、今年初のイトウチャレンジは惨敗に終わり、先日の雨のせいでしょうか?近辺の河川は雪代が入り、釣りをするには少々厳しい状況になってしまいました。

湿原河川

いかにも釣れそうな状況ですが、こんな時こそ目線を替えて、狙いの水系を大きく変えてみようと思います。

斜里岳

そう、山越えです。

ここ中標津町は、南に北に比較的近い場所で幅広い水系を狙う事が出来ます。今回は南を諦め、北を狙います。北の山越え。

さて、どうなるでしょう。
少し長いかも・・・

久しぶりに斜里郡の河川を攻める!

湿原河川

年明け早々、謎の巨大魚を見かけたポイント。南の河川状況とは違い、透き通るほどの綺麗な水。それでも少しは雪解けの水が入ったのか、水量はやや増えているようにも思えます。

雪の量もこちら側の方が多いようにも思えますが、さすがにもう三月です。日に日に解けていくんでしょうね。

湿原河川

昔はイトウも良く釣れていたそうです。近年は極々稀に釣り上がる事もあるそうですが、私自身、見た事はないので実際の所はどうなのでしょうか?毎年噂は絶えませんね。そういう私もこの水系を狙う場合、少なからずイトウを期待してしまうものです。

食いはやはり渋い!

水が非常にクリアに澄んでいるので、水深がある深場の川底を、よく見ると、魚影のような物を確認する事ができます。

が、

当然、前回同様、ルアーには見向きもしてくれません。

活性が低いだけか?

それにしてはちょろちょろと動き回っておりますね。むしろ活性は高いのではないかと思います。

何故かわかりませんが、ほとんどのアメマスを見る事すら出来なくなった南側の河川とは大きく違い、こちら側は魚影が濃いです。とても。

でも、釣れない。

どうすれば釣れるのか?

活性は高そうに見えるも、ルアーには反応なし。

考えました。わたしなりに・・・

そもそも活性とはなんでしょう。

釣り用語

活性とは・・・

『魚の動きや食い気など、活動力のこと。よくエサを食う状態を活性が高いといい、釣れる可能性が大きくなる』

とあります。

この場の状況だと、食い気等はわかりませんが、動きはまずまず良いように思えます。

であるならやはり何かを食べているはず・・・

状況
・ミノーやスプーンに反応がない、当然ですが、小魚を追いかけまわしているわけではない。
・水深があり、流れの集まる場所の底に定位している。深いだけの場所には定位していない。
・散らばっているわけではなく、ある程度まとまって定位している
・水が澄んでいる。

推測
水が澄んでいる事と、川幅が狭くなり集中した流れを形成している場所に定位している事。を考えるとやはり流下してくる何かを食べているようだ・・・サケの産卵の時期(秋)には魚卵(エッグフライ等)が有効とは聞いたことはある。しかし今は3月、とするならば、ふ化したばかりの稚魚ではどうであろうか、又は死滅した魚卵。稚魚であるなら大きさ的にはせいぜい2~3cmくらいではなかろうか。しかも腹ボテ(卵黄嚢付)

おそらくこんなやつ(動画)↓

という事が考えられるのだが、そんなルアーはあいにく持ち合わせてはいない。

こんなこともあろうかと5gのピンク系スプーンくらいは数個持ち合わせてはいるのだけれども・・・

はたして通用するでしょうか・・・

そして、今日のタックル

ロッド フェンウィックワールドクラス WC89CM-2J
リール シマノ カルカッタコンクエスト 201DC

まぁ、ヘヴィといえばヘヴィタックル。

こんなタックルでは5gのスプーンなどキャスティングは出来ません。わたしは・・・

なので、たらし、振り、ポイントへ放り込みます。

そして沈め、送る・・・送る・・・送る・・・

なんともダサい釣りだが仕方がない・・・(-_-;)

餌釣りのようにコロコロと転がしたその先で・・・

ヒット!

アメマス

非常にきれいなコンディションのアメマスです。
元気も良かった!

この厳しい状況の中での一本。この瞬間が本当にうれしい。

なるほど、やはりサケ稚魚的卵黄ルアーは効く!という事ですな・・・

しかし、ダサい釣りはしたくないな・・・

近いルアーはどれか?

サケ稚魚的卵黄ルアーが効く!

という事はわかったが・・・

さて、効果的にポイントを狙うには5gのスプーンは、ここでは現実的ではない。

では、何を使おうか?

ある程度自重があり、リアルベイトに近いもの・・・

これだ!↓

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これで決まり!

ルアーでの演出!

さて、使用するルアーは決まりましたが、どのように使えばよいのでしょうか?

当然、ただキャストしての巻取りでは今日のアメマスは見向きもしてくれません。

大事なのはリアルベイトの演出です。あたりまえか・・・

それほど多くはない、ここぞといったポイントで試してみた。

幸いアメマスの魚影が確認できております。

アップからの落とし込み、ノーアクションで流し込む・・・

ノーバイト!

もう一度・・・反応なし。

どうやら、ノーアクションではルアー本体を見切られたか、死体には興味は無いようだ・・・

続いて、アクションを加えてみた。

底に付くか付かないかの所でのトゥイッチ、トゥイッチ。

するとどうだろう、ある一匹が反応を示したのだが、バイトにいたらず。

シルエットだけの確認でしかないが、尻尾で叩いて逃げたようにも見えた。元気が良すぎてもダメなようだ。

半死半生・・・これだな。

見事ヒット!

私は、たいして釣り上げたことも無いが、イトウ釣りでも意識していること。

それが、半死半生の演出。

もちろんルアーでの事だ。

本当に出来ているかどうかはわからないが、それを意識し、イメージする事が大事だと思います。

同じように、流れのアップへキャストし、沈み込ませ。

微妙な(笑)アクションを加えていきます。

ゴン!

来たか!

ゴン!ゴン!ゴン!

大物の予感!

首振りだ!

出た!デカい!

まるでイトウのような首振りと、自重と川の流れでもっていかれそうになる鈍重な引き。

木の根にも絡まりそうになるも、ワールドクラスのフェンウィックが思いの他持ちこたえてくれている。

しばらくのやり取りの末、観念したか巨大アメマスがおとなしくなった。

見事にランディング成功!

アメマス

71cmの見事なアメマス!

アメマス

アメマス 70UP

その凄まじき見事なプロポーションにしばらく見とれてしまった。何を食べればこのようになるのか・・・

これをベストコンディションと言わずになんと呼べばよいのでしょう。

アメマス自己記録とはなりませんでしたが、この水系での記録魚となりました。

そして・・・

湿原河川

本日の釣行は久々の大物釣行なりました。

大変満足しております。

しかし、

最後の最後。推定80UPのバラシさえなければ100点満点の一日だったのですけど・・・(;^ω^)

これだから釣りはやめられない・・・


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