ついに出るか!幻の魚イトウ釣行!その2!

からの続きです。

いよいよ本格的にイトウへの挑戦!

よく考えたら、イワナなのでイワナの女神様ですね!(^_^;)
見えづらいかもしれませんが・・・

この群れの数はそうでもないですね・・・
写真を撮るのを忘れてしまい、画像はありませんけど、ホントに凄かったのですよ・・・このイワナの群れ!こんな時じゃなければ心躍るのでしょうが、いかんせんタックルがヘビーなので楽しむことも出来ませんでしたよ・・・(´・ω・`)

そうそう!

シシガミの群れにも会いました!

シシガミ

子が成長したのでしょうか?どういった訳かは知りませんが、オスだけの群れのようです。立派な角です。カッコいいですね!ひとつわたしにくださいな?あーげましょう、あげましょう♪これから鬼の征伐に、ついて行くなら、あげましょう♪

と、

言う訳で・・・

さてさて、これから鬼退治・・・鬼が出ますかな?

友人のイトウ釣果

先日、友人のM君から釣果報告を頂きました。湿原河川にてイトウ君を釣り上げたそうです。同級生なのですが、私と同じように鬼を追いかけているのです。お互いに情報交換しながら、いつかメーターオーバーを釣ってみたいものです。

M君のイトウ

中々釣れない状況下での一本、貴重ですな!近未来的なカッコいいタックルにも負けていられませんね、

私も頑張らなければ・・・(`・ω・´)ノ

近づくイトウとの距離感・・・

と、そんなある日のこと・・・何時もの如く、幻の向こうを見るべく、只ひたすらに湿原を彷徨い歩き続け、日も暮れ始めた午後3時過ぎ・・・

いきなりその瞬間は訪れた。

やや足場の悪いちょっと高めの位置から、流れの向こうへラパラのジョイントをキャストした。すると、足場が高い為、下流側のプールへうまく沈められず、黒い背中を見せ、ナチュラルにドリフトしながら、リズミカルに腰を振っているのが、私の位置からも見て取れる。

意外と流れは太くて強い・・・

下流側を覗き込んでもこれと言った大場所は無さそうで、帰りの道のりを考えると、ここが最終ポイントか?もう少し、沈めたいんだが・・・最後の大場所にもかかわらず、思い通りにルアーをトレースすることが出来ない自分に腹立たしさを感じて、ロングキャストを試みた。それでもルアーに対する集中力は切らさず、イレギュラーなアクションを起こさないように・・・

ゆっくり、ゆっくりとアンバサダーのハンドルを回す。

沈みきらないラパラのジョイントは同じ一定のリズムを刻みながら私の方へと近づいてくる。

すると・・・

下流側から何か近づいてくる・・・当然ルアーに集中しているので、視界の外から近づいてくるそれに気付いた時は既にその姿は無かった。

間違いない、イトウだ!

まるで潜水艦のようにゆっくりと真っ直ぐに向かってくる様は、私にそう確信させた!

よしっ、いる!

逸る気持ちを抑え、挑むイトウへ!

一瞬で全身にアドレナリンがたぎるのが分かる。念のため、タックルをすべてチェックする事にした。ルアー良し、フック良し、スナップとラインは一応結びなおす。リール、ドラグ、ロッドの継ぎ目・・・すべて良し!

先ほどと同じようにロングキャスト!流れにのせる間隔を先ほどよりも多めに取り、沈め、流す・・・ゆっくり、ゆっくりと巻き返すが反応無し。

ピックアップ寸前、目の前足元ギリギリを50cmくらいの魚が岸際を通り過ぎていった・・・いつに無く生命感漂う川面に喜びと動揺を隠さずにはいられなかった。反面、今まで繰り返し行ってきたイメージトレーニングが、次から次へと頭をかすめて行っては消えていく・・・

次は何をしたら良いのだ?・・・次の一手ですべて決着が付きそうで、

混乱しそうな思考回路を平常に保つので精一杯だった・・・

『絶対的な自信は絶対的な練習量に裏づけされる』

そう言い聞かせる・・・誰の言葉でもない、私の言葉だ!

基本に帰ろう・・・

とにかく、おおよその深度まで沈め、止める!今まで何度も大物を掛けてきたやり方だ。言葉では簡単だが意外と難しい・・・

今日、この瞬間に反応の良い黒金ラパラは出来れば変えたくない。この沈下速度と深さ、流れの速さを読むと、思いのほか上流側へのキャストとなる・・・

が、しかし・・・

その肝心の上流側はと言うと・・・川幅がやや細くなり、曲がった流れの上には、岸から張り出した木の枝が無数に覆いかぶさっている。

もしキャストするならその隙間、わずか30cmも無いほどの針の穴を通す他無い。それでも最深部まで届くかどうかって所・・・やるしかない!

失敗は許されない・・・事も無いが、おそらくこの場所でのフィッシングは終了することになるであろう・・・

狙いを定め、渾身の一撃!

よしっ、通った!

ロッドティップを下に構え、着水後流れに乗る前に軽くジャーキングを入れ、ルアーを沈ませる。ラインテンションを掛けないように多少ゆるませながら流れにのせ、最深部へ送り込む・・・さらに送り込む・・・

そしてロッドを止め、ラインにテンションを掛け、流れるままにルアーを漂わせる・・・何事も無ければそのままルアーが浮いてくるのだが・・・

浮いて・・・来ない・・・

と、思うか思わないかの瞬間!

ドン!とした鈍いあたり!

珠玉の一本!

ロッドを通してラインの先に感じる鈍重な引きは、今まで味わったことの無い引きだ。先ほどチェックしておいたドラグは不用意にラインが出て行くことを抑えてくれている。ヴァーマックスのナイロンラインを信じ、強い流れに乗りストラクチャーに逃げ込まれないよう、下半身に力を入れ、ロッドを両手で支える。

やがてふわっと浮いてきたその魚体には、無数に黒点が散りばめられていた。

やった!イトウだ!

瞬間、目と目が会ったか、さらに激しく抵抗し、水しぶきを高く舞い上げた。サイズ的には、まぁギリギリ中型クラスに部類出来るかどうか・・・

しかし、念願の一本!ここは大事に行きたい!

足場が高い為、自慢の最強のランディングネットは届きそうも無い・・・全然最強でも何でも無いですね・・・σ(^_^

仕方ない、川縁まで降りるか・・・

ロッドを左腕に持ち替え、右手で木につかまりながら、わずか10cmほどの足場へ降り立つ。いかにも不安定で心もとない・・・ここでやっとランディングネット登場!あえて最強とは呼ばないようにしておこう・・・

左手でネットを用意しながらも右腕で繰り広げられている激しい力比べ。ネットの準備を終え、いざランディング体勢に入ろうかとした時、やっと観念したか、その全体像が目の前で明らかになった・・・

う、美しい・・・

思わず言葉が漏れそうになる。

出来れば傷つけたくないのだが、仕方が無い、しばらく辛抱してくれ!思いのほかランディングはスムーズにうまくいった。
やった!念願のイトウである。

イトウ70cm

偶然にも近くに雪氷があったので、その上に魚体をそっと下ろし、計測。70ジャスト!

いつもアメマスの計測には苦労するのですが、雪氷の上だからでしょうか?おとなしいですね。このサイズ、このクラスはサトウやカトウと呼ぶ人もいらっしゃるようですが、私は胸を張って言います!これはイトウです!図鑑にはそう書いていました。

生まれて初めてイトウを釣り上げたのが、私が中学3年生のとき、あれから20数年、生涯5本目のイトウにして、最大サイズ。あの時も黒金ラパラ、今回も黒金ラパラ・・・そしてこれからも使い続けることでしょう・・・もう売って無いですけどね・・・

サイズこそ大物とは言えず、到底鬼とは呼べる物ではないですが、私のメモリアルフィッシュになる事は間違い無いだろうと思います。釣れちゃった・・・のではなく。狙って釣る、これ大事だと思います。

私なんぞが偉そうに言える事では無いのですけど、魚全部に言えることですが、特にイトウに関しては敬意を表したいですね!

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとう御座います。あまり頻繁に更新されないブログですが、これからも出来るだけ更新していきたいと思います。

あわせて読みたい↓

残念ながら復刻版には、今回使用した黒金はありませんでした。

イトウ動画(水中撮影あり)

数年に渡り撮り貯めた映像を少しまとめてみました。

ご興味のある方はご覧ください。

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